エル・プリメロ

一度は消えてしまった名機エル・プリメロ。

1969年に自動巻きクロノグラフとして専用設計されたムーブメント「エル・プリメロ」はとても完成度が高く、
エスペラント語で「ヒューマニストの普遍的な天性」と言う意味を持ちます。
10分の1秒単位で時間の計測ができるクロノグラフムーブメントで、
毎時36,000振動で往復するバランスホイールの使用がこの機能を可能にしています。
その動力確保のためセンターローター方式を採用しており、クロノグラフ制御はコラムホールで行なっており、
リセットの際にはクロノグラフ30分積算計の送りツメのかみ合いを防ぐためスライディングギヤが取り付けられています。
このように技術の詰まった素晴らしい腕時計のエル・プリメロですが、
1970年代、クォーツショックによりゼニスもアメリカ資本に買収され、生産中止となってしまいます。
ゼニスも他の腕時計メーカーと同じよう、クォーツの時代を受け入れることになるのです。
しかしクォーツの時代から数年後、再び機械式時計が見直されるとこの名機も復活します。
1981年に他社からエル・プリメロの生産依頼を受けて生産を再開、そして今日の隆盛に至ります。
現在ゼニスではクロノグラフ用のエル・プリメロと、1994年発表のスモールセコンド付きの3針ウォッチ用のエリートという
2つのラインをもとに製品ラインナップを展開しています。